展示作品の破損、鑑賞の際の注意点についてのお知らせ

BIWAKOビエンナーレ2018、9月15日に開幕し、本日までの約2週間、連日多くのお客様にご来場頂いており、大変嬉しく存じます。

タイトルの通り、BIWAKOビエンナーレ展示作品が、3点破損いたしました。

9月22日 まちや倶楽部2階 ヒグラシユウイチ氏の作品
同日 旧扇吉もろみ倉 田中誠人氏の作品
9月24日 カネキチ別邸 蔵2階 友田多恵子、吉光清隆氏のコラボレーション作品

今後、このような事故がないことを一同心より願っています。
お子様をお連れの方々は、なるべく手をつないでご鑑賞いただければ幸甚です。
お子様たちにもぜひとも私たちの作品を見ていただき、豊かな情操を育んでいただきたいと思っております。
作品には、お手を触れないよう、ご同伴の親御さん、付き添われている方々、ぜひお子様に鑑賞の仕方を教えていただき、気持ちよく、アートを楽しんでいただければ、たいへんうれしく思います。

以下に詳細を記載いたします。

まちや倶楽部2階、ヒグラシユウイチ氏の作品「SALT ARMS TT-33」が、お子さんの手により破損しました。
すぐにお子さんをお連れになった親戚の方が、スタッフに状況を知らせ、謝罪されました。
お子さんに作品を見せようと抱き上げられたそうなのですが、そのときにお子さんが作品の方に手を伸ばし触れてしまい、落ちてしまったとのことでした。
壊れてしまったものは、致し方ないことと作家のヒグラシ氏は、下記の文章を破損した作品の展示台部分に取り付け、鑑賞者に読んでいただくことにされました。

展示作品「SALT ARMS TT-33」(破損前)

《破損後展示状況》

田中誠人氏の作品「Fullmoon effect」は、3重構造になっていて、作品の中に入り、中央に吊るされた最も小さい構造物に手を入れるというインターラクティブな作品です。
お子さんが、2重目の構造物の中を歩こうとされたようで、2重目の構造物の1部を足で踏み抜かれてしまいました。
こちらの作品に関しましては、作家の田中誠人氏が、すぐに東京より駆けつけ修復、お子さんが2重目の構造物の中を歩くことができないよう柵を取り付けてくださいました。

《破損時の状況》

《修復後》

友田多恵子氏と吉光清隆氏のコラボレーション作品「無言の石」は友田氏が大きな石の形に造形した和紙に、吉光氏の映像が投影された作品です。
破損時の状況は不明なのですが、自然には開くことのない15cmほどの穴が和紙に開いていました。
現在は友田多恵子氏により修復されています。

《破損状況》

以下、ヒグラシ氏の文章です。:

岩塩は水に溶けて消えてしまうもの。
ならば消えて無くなればいい武器を作る。 
だが、塩は人が生きていく上で必要なのだから、無くすことはできないものである。

なくしたいもの。
なくせないもの。

私たちは皆、考えなければいけません。

2018年9月22日。展示が始まって一週間後。
作品は観客(幼い子)の手で床に落ちバラバラになりました。

私たちは皆、考えなければいけません。

なぜ修復しないのか。
なぜ撤去しないのか。

Rock salt dissolves in water and disappears.
So make weapons that should be eliminated.
But because salt is necessary for people to live, it can not be lost.

What we want to lose.
What we can not lose.

We need to think about this.

September 22, 2018. A week after the exhibition started.
The work fell to the floor with the hands of the audience (a little childe) and fell down.

We need to think about this.

Why not repair it?
Why not repair it?