プロフィール
赤松音呂 [日本]
東京都出身 東京都在住。2005年東京藝術大学大学院 先端芸術表現科 修了。電子デヴァイスを組み合わせたインスタレーション、イヴェント型のインスタレーションやヴィデオ、彫刻、絵画、写真などさまざまなメディアを用いた作品を制作する。2015年,《チジキンクツ》(2013–15)でアルス・エレクトロニカ デジタル・ミュージック&サウンド・アート部門ゴールデン・ニカを受賞。
横山翔平 [日本]
1985年 岡山県生まれ。ガラス作家。多摩美術大学非常勤講師。
ガラスという透明な流動体に生命の息吹を感じ、その内なる力を「吹く」という身体的行為により 可視化すること表現としている。息を抱えて膨張したガラスは胚となって生の気配を孕み、鑑賞者の知覚に深く語りかける、そんな存在を制作している。 国内外の美術館、ギャラリー、アートフェアなどを中心に展示活動を行う。LOEWE Craft Prize 2018 (The DESIGN MUSEUM/イギリス)ではファイナリストに選出、第15回岡山県新進美術 家育成 I氏賞(天神山文化プラザ/岡山)でグランプリを受賞。
《message》
赤松音呂と横山翔平は共に流体の現象に注目し共同で作品を創りました。冷たい水の繊細な動きによって始まり、ガラスと融合する。真っ赤に溶けたガラスが息を吹き込むことで爆発する寸前まで膨張して生命が生まれるように形は解放される。その流体の静と動のプロセスが見えるような作品を目指しました。