プロフィール
あわ屋 [日本]
福島正知と奥野裕美子によるサウンドアートユニット。
熊野の自然に寄り添う暮らしの中で日々耳にする音をインスピレーションの源に、日常に潜む宇宙の神秘や生命の不思議を、独特の音世界で表現した”音のアート作品”を制作。楽曲制作、ライブ演奏、インスタレーション展示などに展開している。
Kikoh Matsuura [日本]
この世界に潜在する人の知覚能力では把握できない領域にあるものを、アート、音楽、サイエンスを通し科学的また感覚的に表現することで、世界の新たな相貌を探査する。
《message》
作品テーマ:「Vanishing Bias(消失するバイアス)」
生命の起源(オリジン)は、膜を獲得し、内と外を隔てることにより誕生しました。でもその膜を分子レベルで見れば、内と外の隔たりはとても曖昧なものだと分かります。
私たちが、見たり、聴いたり、この世界を知覚する時にかかる”私"というものさし=バイアス。そこから解き放たれた、まっさらで新しい視点で世界を感じられたら?例えば、極小の世界を大きく拡大してみたとき、あるいは、ほんの一瞬の音をずっと長く引き伸ばした時、見慣れたはずの、あるいは聴き慣れたはずの世界が、まったく違った姿を顕します。すべてはただそこにあるだけで奇跡、そんな新たな気づきを作品を通じて感じていただけたら幸いです。