プロフィール
赤松音呂 [日本]
東京都出身 神奈川県在住。2005年東京藝術大学大学院 先端芸術表現科 修了。時間を感じさせるサウンドインスタレーション、イヴェント型のインスタレーションやヴィデオ、彫刻、絵画、写真などさまざまなメディアを用いた作品を制作する。2015年,《チジキンクツ》でアルス・エレクトロニカ デジタル・ミュージック&サウンド・アート部門ゴールデン・ニカを受賞。
《message》
世界は音と振動で満ちています。人の体は振動の鼓動や耳の中では蝸牛管の繊毛が振動する高音が常にしています。
生き物それぞれ固有の身体感覚が世界をどのように把握するかを決めていていることをヤーコプ・フォン・ユクスキュルは環世界と呼びました。昆虫やアメーバーの世界を想像することは難しくても、自分の耳と身体の感覚に集中すれば振動だけの世界を感じることができます。
作品では自然界の振動のカオスから流体をピックアップしてみます。作品の繊細な音を聞くことによって感性を研ぎ澄ますことができます。