ARTIST PROFILE アーティストプロフィール

西島雄志

Nishijima Yuji
[ 日本 ]

MESSAGE

人の「存在」や、その「気配」に興味がある。

空間に満たされたものを感じ取り、形を与えてみる。 与えられた形から、空間を再構成する。 光を通して感じとる形により、「気配」を視覚化している。

一方で、時間の積み重ねという側面からも「存在」と「気配」を思考する。自らの手で一つ一つ捻り巻いた銅線のパーツを自分 の過ごした時間とし、その集積を用いて形を与えていくことで、時間の概念を加えている。

視覚的な「気配」と、時間の概念から組み立てられる世界を同時に存在させることで二重の構造を空間に作り出し、その現象を 用いて直接的に感覚に問いかけたい。

近年は、「存在」と「気配」を思考する中で、「神」をモチーフに用いている。 「神」とは人が感じ取る「第六感」の別名ではないかと考えている。

プロフィール

西島雄志 [日本]

1969年神奈川県生まれ。1995年に東京芸術大学大学院 美術研究科彫刻専攻を修了。
神話に縁の深い動物を題材に、渦状に巻いた銅線のパーツを繋げ、彫刻やインスタレーショ ンを発表している。2021年に拠点を群馬に移し、gallery newrollを主宰。2024年には Art Fair NAKANOJO を企画開催。
主な展覧会に「瑞祥 Zui-shou -時の連なり-」(2023年 ポーラ ミュージアム アネックス)、主なグループ展に「中之条ビ エンナーレ」(2011年 - 2023年 群馬)、都美セレクション展(2021年 東京都美術館)、赤城SUNdo(2022年 群馬)、プレ BIWAKOビエンナーレ (2022年 二条城、京都)、富士の山ビエンナーレ (2024年 静岡)、瀬戸内国際芸術祭(2025年 香川)などがある。

過去の作品