Copyright © 2025 BIWAKO BIENNALE. All Rights Reserved.
土を触っている時間が自分の生きてる時間となっている。 掌の中で土を捏ね、手捻りや土塊から半球状のパーツを幾つも作り、接合したり切り取ったり、その時々バランスを取りながら成形していく。 バランスが悪いと無理が生じてヒビが出る。そのヒビを埋めては削って修復して、乾燥途中にヒビが出たら、また埋めては削って修復して。 くるくるくるくる何度も何度も…。 今はただ、土と戯れる行為そのものが人生の歩みと重なるようで、予定調和におさまらないところに面白さを感じて制作しています。
大阪府生まれ。陶芸家。