プロフィール
米谷健+ジュリア [日本/オーストラリア]
日本人とオーストラリア人のアーティストユニット。特に環境問題を主題に、素材を活かした大規模インスタレーション(塩、砂糖、ウランガラス、土、米など)で知られる。また作家は、科学者へのインタビューや入念なリサーチを基に、制作を行うことが多い。主な展示会に、ヴェネチア・ビエンナーレ(オーストラリア代表、2009)、シンガポール・ビエンナーレ(2013)、フランスのアビー・ドゥ・モーヴィソン現代美術館にて個展(2014)、茨城県北芸術祭(2016)、ホノルル・ビエンナーレ(2017)、オーストラリア国立美術館にて個展(2015)、森美術館MAMコレクション(2019)、アジアソサエティ・トリエンンナーレNYC(2020)、角川武蔵野ミュージアムにて個展(2020-2021)など。
《message》
BIWAKOビエンナーレ2022では、代表作『クリスタルパレス』に加え、新作『Dysbiotica』(特に人の腸内細菌叢に関するミクロ世界のバランスの崩壊を意味する「Dysbiosis」からの造語)も展示予定。世界的パンデミックとなったコロナウイルスを、不気味にも予兆したかのような彼らのシリーズ作品『Dysbiotica』は、エコシステムと人の健康の関連性を考えさせられるものとなった。